3Dプリンター NEWS

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2026年6月17日 岡山大学が笠岡高校で「生成AI講座」と「3Dプリンター活用実習」を開催
国立大学法人岡山大学が、岡山県立笠岡高等学校の「総合的な探究の時間ACT」において、同校の2年生約145人を対象とした「生成AI講座」および「3Dプリンター活用実習」を開催した。 同校の「高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)」活動を支援する高大連携事業として2023年から継続しているもので、昨年度に開始した学生主体の伴走支援を、本年度はさらにアップグレードして実施したとしている。生成AI講座では、AIのハルシネーションの仕組みを確率的予測モデルの数理的な観点から分かりやすく解説した上で、特定のカフェの売上データを用いて、ファクトに基づく分析が可能な「NotebookLM」の実習を新たに導入、生徒たちは個人端末を駆使してデータ分析に挑戦した。 3Dプリンター実習では、直感的な操作が可能な3D CADソフトウェア「Tinker CAD」を用いたモデリングに加え、自分たちの頭の中にあるアイデアを迅速に物理的な形にする「ラピッドプロトタイピング」の実習を展開。3Dプリンターを自在に動かしながら、ものづくりを通じて課題を解決する一連のエンジニアリングプロセスを体験した。 岡山大学は今後も、県下のDXハイスクールをはじめとする高校での自主的な学びを積極的に伴走支援してゆくとしている。
2026年6月16日 セレンディクスの3Dプリント建設事業が量産フェーズへ移行
兵庫県西宮市に本社を置く3Dプリント住宅メーカーのセレンディクスが、自社の3Dプリント建設事業が研究開発フェーズから量産フェーズへ移行したと発表した。 2026年6月15日にセレンディクスが発表したプレスリリースによると、セレンディクスは2022年から開始した3Dプリント住宅販売を皮切りに、駅舎や産業施設などのプロジェクトで実績を積み上げ、「量産フェーズ」に立つ段階へと前進したとしている。また、事業拡大に伴い、経営体制の強化や人材採用を積極的に進めてゆくとしている。セレンディクスは2022年3月に日本初の3Dプリント住宅「serendix10」を完成させ、住宅領域で3Dプリント住宅の建設実績を積み上げてきた。2025年3月にはJR西日本グループと共同でJR紀勢本線初島駅において世界初となる3Dプリンター駅舎を建設し、話題を集めた。 セレンディクスは、今期2026年7月末までに住宅及びインフラ関連施設の受注数38件程度の獲得を見込んでいる。同社は今後1-2年で 累計100棟超、5年で年間1,000棟超の建築を目指すとしている。同社は住宅にとどまらない建設ロボティクスソリューションを国内外に提供するとしている。
2026年6月15日 スペースXがNASDAQへ上場
イーロン・マスク氏率いるアメリカのロケットメーカーのスペースXが、NASDAQへ上場を果たした。公開価格は135ドルで、クラスA普通株5億5556万株の売却により約750億ドル(約12兆円)の資金を調達した。上場時の時価総額は1兆7700億ドル(約283兆2000億円)で、史上最大規模となった。 初日の取引では一時176ドル台へ値上がりした後やや値を戻し、160.95ドルでその日の取引を終えた。取引高は5億株を超える大商いとなった。スペースXが上場前に提出した目論見書によると、上場時点の従業員数は約2万2000人で、設立以来の累積損失は413億ドルに上るが、マスク氏は上場当日のライブ配信で「2015年ごろからキャッシュフローは黒字だった」とコメントしている。 スペースXは、2002年にイーロン・マスク氏がカリフォルニア州で立ち上げた新興ロケットメーカー。当初は旧ソ連製ICBMを入手して衛星打ち上げを行うビジネスを模索していたが自前でのロケット開発へ方針を転換、以後ファルコンロケットシリーズを中心にロケット打ち上げビジネスを拡大している。 スペースXは、ロケット本体やロケットエンジンの主要パーツ作りに3Dプリンターを活用していることで知られている。
2026年6月14日 ナノ・ディメンションがマークフォージドを売却した理由
先日、イスラエルのエレクトロニクス3Dプリンターメーカーのナノ・ディメンションが、子会社のマークフォージドをストラタシスへ売却したニュースが話題となった。ナノ・ディメンションは、2024年に1億1600万ドル(約185億6000万円)でマークフォージドを買収したが、そのわずか二年後にストラタシスへ4250万ドル(約68億円)で売却したのだが、その意思決定の背景には何があったのだろうか。 関係者がまず指摘するのが、マークフォージドのキャッシュバーン(赤字により持ち出しとなるキャッシュ)の高さだ。ナノ・ディメンションが買収したした翌年2025年、マークフォージドは売上高7000万ドル(約112億円)を計上したが、営業収支は1500万ドル(約24億円)の赤字だった。ナノ・ディメンションは当初、マークフォージドの買収によりナノ・ディメンションの本業との合算ベースでオペレーティングキャッシュを削減できると読んでいたようだが、実際にはそうならなかった。 また、ナノ・ディメンションが打ち出した長期的な株主利益の増大というポリシーの影響も指摘されている。営業収支の赤字のマークフォージドをバランスシートに加えていてもマイナスの影響しかなく、ナノ・ディメンションの時価総額にマイナスの影響を与えていたことも理由に挙げられている。
2026年6月13日 レム3dyが1400万ポンドの資金調達に成功
イギリスのヘルスケアスタートアップ企業のレム3dy(Rem3dy)が、1400万ポンド(約30億1000万円)の資金調達に成功した。 出資したのは日本のサントリー、スペインの飲料メーカーのエストレラ・ガリシア、インドの病院ネットワークのアポロホスピタルズ、フランスの製薬企業のUPSAなどを主要投資メンバーとするシンジケート。バリュエーションなどの投資の詳細については明らかにされていない。レム3dyは「ナリッシュ3D」(Nourish3D)のブランドでパーソナライズド・ビタミングミを独自開発した3Dプリンターで製造・販売している。 レム3dyは、調達した資金をアメリカ市場、アジア中東市場、インド市場への販売拡大に投じるとしている。 レム3dyの創業者でCEOのメリッサ・スノーヴァー氏は「今回の資金調達は私たちにとって大きなマイルストーンです。近年スタートアップ企業に対するファイナンスは決して簡単ではありませんが、私たちは自身のプレゼンスをグローバルにスケールすることに成功してきました。特に製造オートメーションやAIベースのパーソナライゼーションは、消費者の健康との関わり合いを再定義することになるでしょう。また、今後はペットのためのパーソナライゼーションにも力を入れてゆきます」とコメントしている。
2026年6月12日 TDKがファブリック8ラブズを買収
日本の大手電子部品メーカーのTDKが、米サンディエゴに拠点を置くエレクトロケミカル3Dプリンターメーカーのファブリック8ラブズを買収する。アメリカ現地メディアの報道によると、TDKはファブリック8ラブズを現金4億ドル(約632億円)で買収し、完全子会社化する。 TDKはファブリック8ラブズに2021年頃から出資し、これまでにシリーズA投資を含む5000万ドル(約79億円)を投じてきた。今回の買収によりTDKはファブリック8ラブズの技術を活用し、チップの発熱分布に合わせて冷却流路を最適化した高効率な金属製液冷プレート(コールドプレート)などの製造・供給を目指す。 また、ファブリック8ラブズが持つ電気化学的アディティブ・マニュファクチャリング:ECAM技術をTDKの主力である受動部品(コンデンサやインダクタなど)の次世代製造にも応用していく。ファブリック8ラブズのジェフ・ハーマンCEOは「TDKグループの一員になることで、当社の技術をグローバルに拡大するためのリソースを得ることができます。これにより、自らの技術を磨きつつ、現在および将来の顧客が必要とするソリューションを安定して供給し続けることが可能になります」とコメントしている。 ファブリック8ラブズは2015年設立。室温で高精度な銅などの三次元金属構造を直接形成でき、後加工やコストを大幅に削減できる革新的な3Dプリンティング技術を有している。
2026年6月11日 ものづくりワールド東京・次世代3Dプリンタ展2026が開催
国内最大規模の3Dプリンター関連展示会のものづくりワールド東京・次世代3Dプリンタ展2026が、2026年7月1日から3日までの三日間東京ビッグサイトで開催される。 国内外の製造業の設計、開発、製造、生産技術、購買、情報システム部門スタッフなどが集う展示会には国内外の2000社超企業が出展し、開催期間中7万名の来場が見込まれている。前回2025年度では出展社数1975社、来場者数5万5749人だった。開催期間中は各社の展示に加えて、「開発・製造事例」「ロボット・自動化」「生成AI活用・DX推進」「フィジカルAI」「保全DX」などをテーマに業界の有力者による特別講演も行われる。なお、特別講演への参加には来場登録とは別に申込みが必要。 展示会への参加には事前来場登録が必要。事前来場登録は展示会の公式ホームページで行える。 東京ビッグサイトへのアクセスは、りんかい線 「国際展示場」駅から徒歩約7分か、ゆりかもめ「東京ビッグサイト」駅から徒歩約3分。 もの作りワールドは東京での開催を皮切りに大阪、福岡、名古屋でも開催される。次回は2026年10月7日から9日までの三日間、大阪のインテックス大阪で開催される。
2026年6月10日 APPLE TREEがフォームラブズと日本での販売代理店契約を締結
大阪に拠点を置く3DプリンターショップのAPPLE TREEが、米マサチューセッツ州に拠点を置く3Dプリンターメーカーのフォームラブズと日本での販売代理店契約を締結した。 APPLE TREEは、フォームラブズの3Dプリンターの導入支援から運用サポートまでを一貫して提供し、日本国内の製造業・研究機関・教育機関における3Dプリンティング活用のさらなる促進を図るとともに、小ロット生産およびサービスビューロー用途への対応を強化してゆくとしている。フォームラブズのSLS3Dプリンター「Fuse 1+ 30W」、SLA3Dプリンター「Form 4」、および大型造形に対応した「Form 4L」など、フォームラブズの主力製品の提供を開始する。APPLE TREE の朴秀明代表取締役社長は「今後オンデマンド生産やマスカスタマイゼーションが進む中で、高品質かつ安定した造形を実現できるフォームラブズの技術は、サービスビューロー事業者にとって欠かせない存在になると考えています。当社は、フォームラブズの先進的なソリューションを通じて、日本国内におけるデジタルマニュファクチャリングの発展を支援し、お客様の新たなビジネス創出と生産革新に貢献してまいります」とコメントしている。